Hokkaido Marine Products Grading Corpration

認証事業とは

認証事業とは

事業内容

 道産食品独自認証制度は、北海道ならではの豊かな自然環境の下で高い技術を生かして生産される安全で優れた道産食品を認証する制度です。
原材料や製造工程、衛生管理、個性など、独自に設定した基準をクリアしたものだけを認証します。自然豊かな北海道生まれのこだわりの証です。
 当協会では、この道産食品独自認証制度の認証機関として登録を受け、主に水産食品を対象に原材料に関する基準、食品添加物などの安心に関する基準及び味覚に関する基準などをクリアした商品を認証しています。

認証基準のチェック体制

  • 認証後は次の5つの基準について、厳格に定期検査を実施しています。
  • 1 原材料に関する基準
      道内で生産された原材料を使い、道内で製造・加工された食品です。
    • 主たる原材料に北海道産品を使用していること
    • 北海道内に製造・加工施設を有すること
    • 北海道産の生鮮食品
  • 2 生産情報の提供基準
      主要原材料の生産地や製造方法など、きめ細やかな情報を提供します。
    • 原材料の産地が明かであること
    • 製造方法が明示されていること
  • 3 安心に関する基準
      食品添加物や化学肥料・農薬の使用量の削減や、高度の衛生管理など、レベルの高い安心基準を設けています。
    • HACCPの概念に基づいた高度な衛生管理が施されていること
    • 農薬や食品添加物の使用が控えられていること
    • 遺伝子組み換え食品でないこと
  • 4 商品特性の基準
      生産方法や地域性など、食品の持つオリジナリティを評価します。
    • 特別な原材料や伝統的な生産方法など、優れた「商品特性」が認められること
  • 5 官能検査基準
      官能検査の結果を受け、北海道が認証機関として登録した当協会が審査、認証します。
    • 1~4の基準適合状況を審査した後、消費者と専門家による官能(食味)検査を実施

各品目の認証基準

  • 認証基準は品目ごとに設定されています。
  • 1 熟成塩蔵さけ 「対象品目:山漬け」
  • 基準の概要
    • ①北海道の水域で漁獲された天然の秋さけを使用
    • ②商品には秋さけが水揚げされた地域等を表示
    • ③秋さけに塩をすり込み、山のように積み上げて塩漬けし、手返しにより4日間(96時間)以上熟成させ、特有の風味を持たせたもの
    • ④秋さけ以外の原材料は食塩のみ
  • 2 熟成塩蔵からふとます 「対象品目:山漬け」
  • 基準の概要
    • ①北海道の水域で漁獲された天然のからふとますを使用
    • ②商品にはからふとますが水揚げされた地域等を表示
    • ③からふとますに塩をすり込み、山のように積み上げて塩漬けし、手返しにより4日間(96時間)以上熟成させた後、塩抜き、風乾し、特有の風味を持たせたもの
    • ④からふとます以外の原材料は食塩のみ
  • 3 いくら 「対象品目:塩いくら」
  • 基準の概要
    • ①北海道の水域で漁獲された天然の秋さけの生卵を使用
    • ②商品には秋さけが水揚げされた地域等を表示
    • ③原魚購入から製品化まで一貫加工工程により製造
    • ④秋さけの卵以外の原材料は食塩と亜硝酸ナトリウム
  • 4 醤油いくら 「対象品目:醤油いくら」
  • 基準の概要
    • ①北海道の水域で漁獲された天然の秋さけの生卵を使用
    • ②商品には秋さけが水揚げされた地域等を表示
    • ③原魚購入から製品化まで一貫加工工程により製造
    • ④秋さけの卵以外の原材料は、醤油、酒精、旨味調味料
    • ⑤調味液の主たる原材料は道産を使用
  • 5 魚醤油 「対象品目:魚醤油」
  • 基準の概要
    • ①北海道に水揚げされた魚介類を使用
    • ②商品には魚介類の水揚げされた地域等を表示
    • ③仕込み総量に占める魚介類の使用割合は60%以上
    • ④魚介類以外の原材料は、食塩、タンパク質分解酵素、こうじ、微生物(スターター)、小麦、ビタミンB1、酒精
    • ⑤こうじの原材料は、原則として道産を使用
    • ⑥小麦は道産を使用

認証品誕生までの過程(申請手続きから販売まで)

  • 1 事業者団体などが認証基準の作成を依頼
             ↓
  • 2 基準を作成するため、運営委員会・基準検討委員会で協議
             ↓
  • 3 認証基準の決定・公表
             ↓
  • 4 事業者が自社の商品に関して、認証基準を満たすかどうか検討
    又は新商品の開発
             ↓
  • 5 認証について事業者が認証機関に事前相談
             ↓
  • 6 事業者が認証機関に申請
             ↓
  • 7 申請に基づく認証機関の審査
             ↓
  • 8 認証機関から事業者へ認証書を交付
             ↓
  • 9 認証マークの許諾手続きを経て認証品を販売

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