とろろこんぶ詳細
とろろこんぶの詳細
- 学名:シュエマニエラ ジラータ
(kjellmaniella gyrata kjellmaniella=このコンブを最初に世界に発表したスウェーデンの海藻学者kjellmanシェールマンの名と小さいことを示す語尾ellaによりなる gyrata=波状に曲がったという意) - 呼称:とろろ(釧路、根室)
- 分布
- 釧路町昆布森付近から根室市納沙布岬に至る太平洋沿岸まで
- 生態
- トロロコンブはわずか2種類からなる小さな属で比較的狭い海域に分布しています。外海にも、波の静かな内湾にも見られ、潮間帯下部から水深5~7m位まで生育します。本種の特徴は狭くて平坦な中帯部とその両縁の全面に形成された雲紋状の凹凸があります。葉体は産地により帯状、長いささの葉状、髄円形などに変化し、長さは帯状のもので1.5~4m、幅7~15cm、色は濃い褐色または淡褐色で黄色味を帯びます。質は柔らかく革質で粘質に富みます。
- 製品・用途
- 製品は「とろろ長切」、「とろろ加工用」。
粘質が多いので、おぼろこんぶやとろろこんぶ製品などの加工原料などに用いられます。