がごめこんぶ詳細
がごめこんぶの詳細
- 学名:シエルマニエラ クラッシフォリア(Kjellmaniella crassifolia 厚い葉、という意)
- 呼称:がごめこんぶ、がも、がもめ(渡島、胆振地方)
- 分布
- 室蘭・地球岬以西、鹿部から恵山岬を経て函館に至る各地、松前小島まで
- 生態
- マコンブの分布区域と同じであるが生育水深は沖合とされています。葉体は長さ約2m、幅20~50cm、3年で成体となり寿命は4~5年と考えられますが、その生態は不明な点が多い。外観的な特徴は葉面に龍紋状の凸凹があり、これが篭の目に似ていることから命名されています。また、粘性成分に富み機能性食品としての注目も集めています。
- 製品・用途
- 製品は「がごめ頭」「がごめ加工用」。
粘りが強くトロロ成分が多いため、とろろ昆布、おぼろ昆布、松前漬等加工原料に用いられます。粘りは粘性多糖類でフコイダン、ラミナラン、アルギン酸等有用成分が多く含まれています。(乾燥品1kg中300~350g含有)