あつばこんぶ詳細
あつばこんぶの詳細
- 学名：ラミナリア コリアケア (Laminaria coriacea 革質の、という意)
- 呼称：あつばこんぶ、がっがらこんぶ（釧路、根室）
- 分布
- 釧路港以東、昆布森、厚岸、浜中、花咲を経て歯舞に至る太平洋沿岸、貝殻島周辺まで
- 生態
- 正式名称はガッガラコンブ（硬いもの同士がぶつかりあったときに発する音の俗語、乾燥した葉の硬いことに由来）と言います。アツバコンブは、ナガコンブの分布区域と全く同じでありますが、島や岩礁の陰、海底の凹地など波の直接当たらない生育場所を好み生活の領域を分け合っています。葉体は長さ2～5m、幅7～20cm。葉の基部の形は円く、良く生長したものは肩の張った円みを帯びる。中帯部が非常に広く全幅の1/2以上になるものは他のコンブには見られない大きな特徴となっています。
- 製品・用途
- 製品は「あつば長切」、「あつば頭」、「あつば加工用」、「貝殻産あつば長切（さお前）」。
塩昆布、昆布巻、酢昆布、佃煮、粉末にして汁物などの加工原料に用いられます。
