亜塩素酸ナトリウム分析
亜塩素酸ナトリウム分析
- 時代の流れと共に「調味かずのこ」への嗜好の変化の影響もあり、道加工連より依頼を受け、平成14年よりサンプルとして亜塩素酸ナトリウム処理をしたかずのこに対して、残存量データーの採取分析を開始しました。
平成17年9月には食品衛生法改訂により、調味かずのこ(塩かずのこ、冷凍かずのこ、干しかずのこを除く)に対し亜塩素酸ナトリウムの使用が認められ、そのことにより道加工連が「亜塩素酸ナトリウム処理かずのこ調味加工品に関わる加工要領」(以下、加工要領)を施行し、当協会においても指定検査機関として本格的な体制を整備しました。また、平成22年5月には、更なる改定により塩かずのこへの使用も認められました。
食品添加物として使用されている亜塩素酸ナトリウムは、殺菌・漂白の目的で使用されています。また、最終食品の完成前には分解又は除去するように制限されています。
作業工程の流れ
亜塩素酸ナトリウム処理をしたかずのこを細切りし正確に量ります。 | |
細切りしたかずのこは、試薬と混ぜ合わせ攪拌します。 | |
攪拌後、遠沈管に試料を入れて、遠心分離器で成分の分離をしていきます。 | |
遠心分離後の液を用いて試料液をつくります。 | |
さらにその試料液に対して様々なフィルターを装着して、阻害物質を除去しながら、注入していきます。 | |
亜塩素酸ナトリウム分析に使用する機器(イオンクロマトグラフィー)で分析していきます。 |